ニック・マルティネスがパドレスと再契約 3年2600万ドルとの報道

メジャーリーグ公式サイトが得た情報によると、オプトアウトの権利を行使してフリーエージェント(FA)となったニック・マルティネスは3年2600万ドルでパドレスとの再契約に合意したようだ。マルティネスはオプション次第で3年4200万ドルを手にすることができるという。今後3年間で1950万ドルという契約を破棄してFAとなったマルティネスだが、狙い通りにそれを上回る契約をゲット。当初から残留濃厚であることが報じられていたが、来季以降も引き続きパドレスでプレーすることになった。

現在32歳のマルティネスは、日本プロ野球から5年ぶりのメジャー復帰を果たした今季47試合(うち10先発)に登板して106回1/3を投げ、4勝4敗8セーブ、8ホールド、防御率3.47、95奪三振をマーク。先発、中継ぎ、抑えとチーム状況に合わせて様々な役割をこなし、ワイルドカード獲得に大きく貢献した。

A・J・プレラーGMは「彼は今季、価値のある役割を担ってくれた」と今季のマルティネスの働きぶりを称賛。来季の起用法については「彼が望み、我々が必要としている役割」として先発で起用する方針を明らかにしている。パドレスは今オフ、ショーン・マナイアとマイク・クレビンジャーがFAとなっており、マルティネスはダルビッシュ有、ジョー・マスグローブ、ブレイク・スネルとともに先発ローテーションの一角を担うことになりそうだ。

3年2600万ドルの内訳は、2023年が年俸1000万ドル、2024年と2025年がそれぞれ年俸800万ドル。これに加えて出来高が設けられている。また、マルティネスは2023年シーズン終了後にオプトアウト可能。ただし、パドレスにも2024年と2025年の球団オプションが与えられており、それぞれ年俸1600万ドルとなっている。つまり、マルティネスが2023年シーズンに好成績を残した場合、パドレスは球団オプションを行使してマルティネスを引き留めることができる。オプションが行使された場合、出来高を除く3年間の総額は4200万ドルとなる。

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