長崎県は16日、県内で新たに598人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。4日連続で前週の同じ曜日を上回っており、同日までの1週間の感染者数は計3647人で3週間前（10月20～26日）に比べ約2倍に増えた。
新規クラスター（感染者集団）は2件発生。長崎市の医療機関では計14人（患者8、医療従事者6）、西海市の高齢者福祉施設では計5人（職員3、利用者2）の陽性が確認された。
年代別は40代が95人で最多。それ以外は多い順に▽10代93人▽10歳未満83人▽30代77人▽50代74人▽20代67人。重症化リスクが高いとされる60歳以上は109人だった。
一方、県が同日までに公表したゲノム（全遺伝情報）解析結果によると、オミクロン株の派生型「BQ・1.1」が1人含まれていた。同派生型の確認は県内初。
15日午後7時時点の入院患者数は県全体で130人。佐世保・県北医療圏は45人で確保病床数（フェーズ3、57床）に対する使用率は78.9％に達している。
