【長崎県・五島列島】おすすめ観光スポット15選!絶景&パワースポットを巡る島旅

朝ドラの舞台にもなり、旅の行き先としても注目が高まる五島列島。大小140余りの島々からなる長崎県の離島です。美しい海に囲まれた自然豊かな島の風景をはじめ、キリシタン文化や遣唐使など、歴史を色濃く残す施設も多く存在。今回は、五島列島のおすすめ観光スポット15カ所と見どころ、行き方などを紹介します。

五島列島への行き方

東京から五島列島へは、長崎空港か福岡空港を経由して、五島列島で最も大きな島「福江島」にある福江空港(五島つばき空港)まで飛行機でアクセスできます。時間にするとだいたい3時間強といったところでしょうか。長崎空港または福岡空港から福江島(福江空港)間は、「ANA(全日本空輸)」と「ORC(オリエンタルエアブリッジ)」のコードシェア便が運航。

飛行時間は羽田~長崎・福岡は約2時間、長崎~福江は約30分、福岡~福江は約40分です。長崎・福岡~福江間は飛行機が小さく、時期によってはすぐに満席になってしまうこともあるので、早めの予約がおすすめです。

福江島で楽しめる観光スポット

大瀬埼灯台

福江港から車で約55分、福江島の最西端に位置する大瀬埼灯台(おおせざきとうだい)は、映画『悪人』のロケ地としても有名。海に突き出た断崖絶壁の上に建っていて、白い灯台と青い海とのコントラストも美しく「日本の灯台50選」に選ばれています。約22km先まで照らしてくれる灯台は、近海を航行する船の道しるべです。

周辺には「灯台を見るための展望所」があり、晴れた日には男女群島も一望できます。展望所から眺める風景は、見る場所によっても異なるので、ぜひさまざまなポイントから灯台を眺めてみてください。

駐車場から灯台までは遊歩道が整備されていますが、行きは下り坂を約20分、帰りは上り坂になるので約40分かかります。9月~10月には、遊歩道に「シマシャジン」という小さな紫色の花が咲きます。シマシャジンは世界でも五島市と平戸市、韓国の済州島でしか見られない珍しい花なので、一見の価値ありです。

大瀬埼灯台

住所:長崎県五島市玉之浦町玉之浦

料金:無料

駐車場:遊歩道入口付近にあり

トイレ:灯台及び遊歩道にトイレなし

アクセス:福江港から展望所まで車で約55分/遊歩道近くの駐車場から徒歩 往路約20分(下り道)、復路約40分(上り道)

高浜海水浴場

福江港や福江空港から車で約40分、白い砂浜に青い海が美しすぎる高浜海水浴場。海水浴シーズンでなくても、訪れる価値がある美しいビーチです。透明度が高く、浅瀬のエメラルドグリーン色からコバルトブルー色に続く海のグラデーションは、息をのむような美しさ。

ビーチ手前からの眺めはもちろん、魚籃観音展望所から眺める景色は海のグラデーションがよく見えるので必見です。

高浜海水浴場

住所:長崎県五島市三井楽町貝津1054-1

営業時間(海水浴場開設期間)

7月中旬~8月下旬 9:00〜18:00

料金:桟敷料金 大人500円・子供300円/シャワー 3分間200円/ロッカー 100円

駐車場:あり(無料)

トイレ:あり

アクセス:福江港・福江空港から車で約40分

魚津ヶ崎公園

福江港から車で約25分、西海国立公園内にある魚津ヶ崎公園(ぎょうがさきこうえん)。目の前に広がる大パノラマは、まさに圧巻の風景。青い海に浮かぶ数々の島を一望でき、夕日が美しいスポットでもあります。

春は菜の花、その後は紫陽花、夏はひまわり、秋はコスモスへと姿を変え、四季を感じる花々も楽しめます。

魚津ヶ崎公園内にある「花笑みきくや」でランチもおすすめ。岐宿(きしく)町の郷土料理である地粉で作る手打ち麺「きしくゾロ(税込750円)」は、優しい味で癒されます。お店の窓から広がる景色も最高です。

魚津ヶ崎公園

住所:長崎県五島市岐宿町岐宿1218-1

料金:無料

駐車場:あり

トイレ:あり

アクセス:福江港から車で約25分

花笑みきくや

住所:長崎県五島市岐宿町岐宿1216-3

電話番号:070-8350-4513

営業時間:10:00~16:00(7・8月のみ10:00〜17:00)

ランチタイム:11:30~L.O.13:30

休日:月・火・水・木曜日(営業は金・土・日曜日のみ)

公式Instagram

椿乃

福江空港はもちろん、島内のお土産店で見かける椿乃さんの商品。福江島にあるショップでは、美容のための椿オイルや食用椿油、椿茶などの販売に加え、椿オイルの体験もできます。椿オイルのリップクリーム作り体験で、所要時間は1時間程度。旅の思い出作りにもなりますよ。

リップクリーム作りは、ラベルの絵を自分で描いて貼るところまで。自分だけの椿オイルのリップクリームが完成です。

椿乃

住所:長崎県五島市吉田町2498

電話番号:0959-75-0411

【体験料金】

椿オイル搾油体験(食用椿油として持ち帰り可能)3,000円

香る椿オイル ロールオンタイプ10ml 1,650円

プッシュタイプ12ml 1,650円

プッシュタイプ30ml 2,750円

椿オイルのリップクリーム 3,000円

椿のバスボム(発砲入浴剤 約5.8cmの丸型1個)1,100円

公式サイト:https://tsubakioil.jp/

さんごさん

福江空港から車で約25分、福江島の南にある小さな図書館「さんごさん」。富江という小さな港町にあった築80年の古い民家を、小さな図書館として生まれ変わらせました。こちらでは、大学教授や漫画家、五島のバスガイドさん、農家さんまで、さまざまな人の「人生の3冊」を収蔵。本を手に取り開いてみれば、誰が選んだ本なのか、コメントともに紹介されています。

大きな本棚にはちょっとした仕掛けがあり、階段を登っていくと隠し部屋のようなスペースも。思わぬ場所にトイレが隠されていたりするので、実際に訪れて確かめてみてください。

図書館の利用は無料。一般的な図書館のように本の持ち出しは行われていませんが、設けられたスペースで本を読むのはもちろん、販売されているコーヒーを片手に休憩するのもOK。ちなみに、「さんごさん」という名前は、かつて珊瑚漁で栄えた町の歴史に由来しているそうです。

さんごさん

住所:長崎県五島市富江町富江280-4

営業時間:金曜日~月曜日 11:00~17:00

※営業時間の変更やイベントのお知らせなど最新情報はSNSでご確認ください

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公式サイト:https://sangosan.net/

福江港ターミナル

五島市の玄関口でもある福江港ターミナル。長崎港・博多港・奈留島・久賀島・上五島のほか、椛島・赤島・黄島へも海路でアクセスできます。長崎港からはジェットフォイルで約1時間25分、フェリーで約3時間10分です。

鬼岳

ターミナル内には、お土産品も充実していて、五島の定番土産はほぼこちらで手に入れることが可能。飲食店や観光案内所もあります。2階の展望所からは丸みを帯びたやわらかな形をした福江島のシンボル「鬼岳(おにだけ)」も見ることができますよ。

福江港ターミナル

住所:長崎県五島市東浜町2-3-1

営業時間:7:00~20:00頃(最終便到着まで)

定休日:なし(ただし、2階レストランは火曜日休み)

駐車場:あり

アクセス:福江空港から車で約10分

黒瀬漁港

島らしいのんびりとした風景が楽しめる、五島市富江町黒瀬の黒瀬漁港。地元の人が釣りをしていることも。天気がいい日には、美しい夕日が見られるスポットでもあります。

黒瀬漁港

住所:長崎県五島市富江町黒瀬

JA五島がうまい

五島牛・五島豚や新鮮野菜、お土産など、地元産の食材がそろっています。購入したものの配送も可能なので、ちょっと買い込んでしまっても大丈夫。五島ではさつまいもの栽培も盛んで、袋に入ったさつまいもはお買い得。にんにくも東京都内で買うより安いのでおすすめです。

農家レストランでは、平日は定食や単品メニュー、土日祝日はバイキングが楽しめます。定食は、五島産のお米を使ったご飯と採れたて地元野菜のサラダがおかわり自由です。

JA五島がうまい

住所:長崎県五島市籠淵町2450-1

電話番号:0959-88-9933

営業時間:9:00~19:00(農家レストラン 平日10:30~15:00/土日祝日11:00~15:00)

定休日:原則年中無休

駐車場:普通車108台

公式サイト:http://www.ja-goto.or.jp/

道の駅 遣唐使ふるさと館

三井楽と遣唐使の歴史や、観光情報を集めた道の駅遣唐使ふるさと館では、お土産のほか、レストランや展示コーナーもあります。

道の駅 遣唐使ふるさと館

住所:長崎県五島市三井楽町浜ノ畔3150-1

電話番号:0959-84-3555

営業時間:9:00~18:00

公式サイト:https://kentoushi-furusatokan.com/

上五島で楽しめる観光スポット

福江島から上五島へは、船での移動になります。奈良尾港へはジェットフォイルで約30分、他の港へはフェリーや高速船で1時間半~2時間ほどでアクセス可能。

奈良尾のあこう樹

樹齢670年を越えるあこう樹が圧巻のパワースポット。奈良尾神社への参道をまたぐようにそびえており、神社の入口まで息を止めて進みきると幸せになれると言われているのだとか。高さ25m、幹周り12mと日本一の大きさを誇り、国の天然記念物にも指定されています。

奈良尾のあこう樹

住所:長崎県南松浦郡新上五島町奈良尾郷

船崎饂飩伝承館

五島を代表するご当地グルメ、五島うどんはかつて遣唐使が伝えたといわれています。発祥の地とされる船崎地区では、今も手延べ製法でうどんが作られていて、「船崎饂飩伝承館」では、うどん作り全工程のうち、「かけば」「こびき」「はたかけ」作業が体験できます。

実際にうどんを作りを体験してみると、想像以上に時間と手間がかかることに驚きます。と同時に、体験することでわかる楽しさもあるので、ぜひ体験してみてください。

船崎饂飩伝承館(ふなさきうどんでんしょうかん)

住所:長崎県南松浦郡新上五島町船崎郷497

体験時間:1時間半~2時間

体験人数:2人~30人

体験料金:大人3,000円/小人2,200円(ともに1名あたりの料金)

予約:3日前までの予約要

※詳細については、新上五島町観光物産協会までお問い合わせください(電話番号:0959-42-0964)

矢堅目の駅

「矢堅目(やがため)」を望める場所にあり、薪で焚き上げる自然海塩「矢堅目の塩工房」の見学もできるスポット。五島近海の自然海水を汲み上げ、時間と手間をかけた塩作りが行われています。矢堅目の駅では、矢堅目の塩本舗の商品はもちろん、上五島のお土産なども販売されています。

矢堅目の塩を使った「塩ソフトクリーム(税込300円)」もおすすめ。美しい景色を眺めながら休憩するのにもよい場所です。

矢堅目の駅

住所:長崎県南松浦郡新上五島町網上郷688-7

電話番号:0959-53-1007

公式サイト:https://www.yagatame.jp/

矢堅目公園

奈摩湾入口にあり、トトロ岩とも呼ばれる奇岩が印象的なスポット「矢堅目公園」。展望所から見る景色は風光明媚で、特に夕日が沈む時間は絶景です。対岸の白草公園から望む、矢堅目の岩越しに沈む夕日は素晴らしく、多くのカメラマンを魅了しているのだとか。

矢堅目公園

住所:長崎県南松浦郡新上五島町網上郷

桐教会

1897(明治30)年に中五島最初の小教区として設立されました。現在の教会堂は、1958(昭和33)年に建立され、オレンジ色の屋根が美しく印象的です。教会のある高台からは、青く輝く瀬戸を望むことができます。

桐教会

住所:長崎県南松浦郡新上五島町桐古里郷357-4

拝観料・入場料:無料

内覧時間:9:00~17:00(ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合あり。不定期で閉まっている場合あり)

アクセス:奈良尾港から車で約10分

頭ヶ島天主堂

世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「頭ヶ島(かしらがしま)の集落」にある、西日本では珍しい石造りの天主堂。当時、建設資金が乏しかったため、近くの砂岩を利用して建てられました。鉄川与助の設計・施工で、1919年に完成。

外観は表面が粗い切石を積んだ「ルスティカ」という手法が用いられています。力強さを感じる外観とは対照的に、内観は花模様を多用した柔らかな空間に。2001年に国の重要文化財にも指定されています。

頭ヶ島天主堂

住所:長崎県南松浦郡新上五島町友住郷頭ヶ島638

アクセス:有川港から車で約20分、頭ヶ島停留所から徒歩約5分

頭ヶ島天主堂の見学は(個人・団体問わず)事前連絡が必要

連絡先:長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産インフォメーションセンター

電話番号:095-823-7650(前日より0959-42-8118)

受付時間:9:30~17:30

WEBでも受け付けています。事前連絡はこちらから

拝観料・入場料:無料

内覧時間:9:00~17:00

[All Photos by Chika]

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