教諭の不適切行為42件認定 熊本市審議会、中1自殺を巡り

 2019年に熊本市の中1男子生徒が自殺した問題を巡り、市教育委員会の体罰等審議会は17日、小学6年時の担任教諭が14~18年度にわたり、体罰や暴言など不適切な行為を計42件認定したと発表した。

 審議会では、これまで他の児童や保護者らを含み不適切な行為40件を認定していた。16日に審議し、公の場で話せなくなる緘黙状態の児童に発声指導をした行為など計2件を認めた。

 この2件は、男子生徒の自殺に関し、市が設置した第三者委員会がまとめた報告書でも既に指摘されていた。

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