月末まで寒気あまり南下せず 12月上旬には北日本で初冬らしく 気温変動が大きいか

 

 気象庁は17日(木)、向こう1か月(11/19~12/18)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいため、気温は全国的に高い見込み。特に、北日本は期間の前半に、東・西日本と沖縄・奄美は期間のはじめに、気温がかなり高くなる所が多そうだ。

 低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は北日本の太平洋側で平年並みか多く、東・西日本の太平洋側で多い見込み。また、寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の降雪量は北・東日本の日本海側で少なくなりそうだ。

 1週目(11/19~11/25) 全国的に平年より気温が高く、かなり高くなる所が多そうだ。北・東日本の太平洋側、西日本は、低気圧や前線の影響を受けやすい見込み。 2週目(11/26~12/2) 寒気の影響を受けにくく、全国的に平年より気温が高く、北日本はかなり高くなる可能性がある。北・東・西日本の太平洋側は、気圧の谷や前線の影響を受けやすく、平年に比べて晴れの日が少ない見込み。

 3~4週目(12/3~12/16) 高温傾向だが、一時的に低温となる可能性もあり、北日本はほぼ平年並みの寒さが予想される。

高温に関する情報

 北日本の向こう2週間の気温は、暖かい空気に覆われやすいため高い日が多い見込み。特に、北海道は21日(月)ごろと23日(水・祝)ごろからの5日間ほど、東北は21日(月)ごろと24日(木)ごろからの5日間ほどは、平年よりかなり高くなる可能性がある。このため、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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