「ブラックフライデー」が本格化 小売、リベンジ消費に期待

高島屋が販売するトゲズワイガニのセット

 年末商戦入りを告げる米国発祥の大型セール「ブラックフライデー」が、17日までに日本で本格化した。小売り各社は、物価上昇に苦しむ消費者にお買い得な食料品をアピールしつつ、「プチぜいたく」需要の盛り上がりにも焦点を当ててホテル宿泊券などを売り込む。消費環境は厳しいが、セールを新型コロナウイルス禍からの「リベンジ消費」の起爆剤にしたい考えだ。

 イオンリテールは18~27日、東北地方を除く本州や四国の約350店でセールを行う。

 17日に先行スタートした東京都品川区の店では、青果の詰め放題コーナーなどに多くの客が集まった。

高島屋が宿泊券を販売する高級ホテルの室内(帝国ホテル東京提供)

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