病を乗り越え俳優業に力を入れる関ジャニ・安田章大

俳優の中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める映画「嘘八百 なにわ夢の陣」(武正晴監督、来年1月6日公開)で、関ジャニ∞の安田章大演じるカリスマ波動アーティスト・TAIKOHの場面写真がこのほど公開された。

同作は大阪を舞台に、詐欺師まがいの古美術商・小池則夫(中井)と、うだつの上がらない陶芸家・野田佐輔(佐々木)の〝骨董コンビ〟が、だまし合いを展開する「嘘八百」シリーズの第3弾。

各メディアによると、7年ぶりの映画出演となる安田が演じるカリスマ波動アーティスト・TAIKOHは、「骨董コンビ」を翻弄し、神秘の舞のような動きで大きなキャンバスに絵を描くカリスマ的な人気を誇る謎の人物という役柄。

武監督は、「彼は音楽的な才能もあってアーティスティック。どんな時に絵を描くのかと尋ねたら『降りてくる』と。『描けない時は誰に頼まれても描けないし、描く時はいつまでも描いている』と聞いて、そのまま頂きました」と安田のアーティスト性を活かしたキャラクターにしたことを明かしている。

俳優としての安田は、2006年11月、テレビ東京系スペシャルドラマ「自転車少年記」で関ジャニの丸山隆平とW主演を務め、テレビドラマ初主演。

2009年3月から上演の舞台「カゴツルベ」で舞台初主演。2013年11月公開の映画「ばしゃ馬さんとビッグマウス」で個人として映画初主演を果たした。

「2017年2月上旬、脳腫瘍の一つである髄膜腫を患い、腫瘍摘出のために12時間の大手術を受けた。その後、多くの光を受けると気を失うという後遺症があり、色付き眼鏡がないと日常生活に支障をきたすことを告白。俳優業に精力的に取り組み、舞台もこなして演技力を磨いている。『嘘八百』での映画出演は7年ぶりだが、今後、映画のオファーも増えそうだ」(芸能記者)

俳優としてのさらなる飛躍が期待される。

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