クリスマスケーキにも物価高騰や円安の影響 仙台・青葉区の洋菓子店

物価高騰や円安が続くなか、クリスマス商戦にも値上げの波が押し寄せています。仙台市の洋菓子店は、仕入れ価格の高騰に頭を悩ませています。

青葉区にある洋菓子店、アルパジョン栗生店です。こちらの店では、14種類のクリスマスケーキを用意し1日から予約を受け付けています。

アルパジョン益野広夢取締役「クリームチーズに関しては、大体20%から25%くらいは上がってますね。チョコレートも10%から15%ほど値上がりしております。非常に大きな影響がありますね」

小麦粉やバター、フルーツなどあらゆる原材料の価格が高騰し、更に海外から仕入れている包装用の箱や台紙も、輸送費の高騰や円安の影響を受けて値上がりしていて、全体の仕入れ価格は前年より1割ほど高くなりました。

こちらの店では、クリスマスケーキとして人気の生チョコと生クリームの2種類のケーキの価格は据え置くことにしましたが、他の商品はやむを得ず100円から200円ほど値上げしました。

原油価格の高騰で2021年10月にも50円から100円ほど値上げしただけに、客足が遠のくことを心配しています。

アルパジョン益野広夢取締役「本当に値上げは非常に心苦しいものがあるんですけども、そうしないと人件費や販管費も賄えなくなってしまうんですけども、お客様には良い商品を常に提供し続けるということを意識して取り組んでいきたいなと考えております」

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