
来日中のセバスチャン・コー世界陸連会長が17日、東京都内で共同通信のインタビューに応じ、東京で2025年夏に開催される陸上の世界選手権は、マラソン、競歩も予定通り東京で実施する意向を示した。昨年の東京五輪では、酷暑への懸念から両種目は札幌市で行われた。
コー会長は、世界選手権について「日本の人々、特に東京の人々の理解に対して、ありがとうと伝える大会になる」と述べ、新型コロナウイルス下で五輪を開催した日本に感謝。五輪では無観客だったが、25年には満員の国立競技場となることを期待し「見損ねたものを見てほしい。陸上は五輪でナンバーワンの競技だ」と語った。