商業施設で男性に暴行した疑いなど 主犯格の少年(19)を“逆送” 広島家裁

安芸郡の商業施設で男性が暴行されるなどした事件で、広島家裁は主犯格とされる19歳の男を検察官送致することを決めました。

足場作業員の男(19)は今年6月、少年ら6人と共謀し安芸郡の商業施設の立体駐車場の屋上で男性(当時19歳)を取り囲み、暴行を加えた疑いなどが持たれています。

暴行から逃れようと屋上から飛び降りた男性(当時19歳)は一時、意識不明の重体となっていました。

男は逮捕され家裁送致されていましたが広島家裁は17日、「非常に悪質で結果も重大な傷害事件であり、その犯行を主導した少年の責任は重く、犯情は非常に悪い」などとして検察官送致することを決めました。

検察官が起訴すれば原則として20歳以上と同様の刑事裁判を受けることになるほか、今年4月施行の法改正で18歳と19歳は「特定少年」として実名公表が可能となっています。

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