小中高生が西都の未来議論 妻地域で会議発足

西都市妻地域で立ち上がった小中高生連携会議の初会合

 西都市妻地域の小、中、高校の代表が一堂に会して将来を考える会議が今月発足した。少子高齢化、人口減社会にあって西都をどのように住みやすくし、発展させていくべきかを、次世代を担う若者自身で議論。行政、地域団体への提言につなげていく。
 同市の妻北、妻南地域づくり協議会が企画し、地域内の妻高、妻中、妻北、妻南小の代表として生徒会役員、志望者計22人が参加。会議は月1回ペースで開かれ、運営、議題設定などは小中高生のみで行い自由に議論。若者ならではの視点、切り口でまちづくりを考える。
 初会合は同市のあいそめ館で11日にあり、一人一人が自己紹介した後、会議の名称を議論。続々と提案された斬新な案の中から「SAITO(西都)市民のSAITO市民によるSAITO市民のための会議」の略称で、小中高3世代のSCHOOL(学校)も表す「SSS(トリプルエス)会議」に決定した。
 初代議長に選出された妻高2年西里和也さん(16)は「会議が長年続き、西都ならではの魅力の一つになるようにしたい」と抱負。妻南地域づくり協議会の中武三月夫会長(65)は「若者ならではの発想で、想像できないようなことをやってくれると期待している」と熱視線を向けている。

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