元ロシア大佐ら3人に終身刑 マレーシア機撃墜事件

ウクライナ東部ドネツク州で、撃墜されたマレーシア航空機の残骸=2014年7月(ロイター=共同)

 【ブリュッセル共同】ウクライナ上空で2014年7月にマレーシア航空機が撃墜され、乗客乗員298人が死亡した事件で、オランダの裁判所は17日、地対空ミサイルを配備したなどとして殺人罪に問われた元ロシア大佐ら4人のうち3人に求刑通り終身刑の判決を言い渡した。1人は証拠不十分で無罪となった。欧米メディアが伝えた。

 被告らはロシアにいるとみられるが、事件への関与を否定しているロシア政府が引き渡さず、公判を欠席。判決が確定しても被告らが刑に服するかどうかは不明だ。

 犠牲者の多くはオランダ人で、オランダが国際合同捜査を主導した。

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