膵臓がんの早期発見を 紫の光で呼び掛け 新報ビル

 11月は膵臓(すいぞう)がん啓発月間。11月17日の世界膵臓がんデーに合わせ同日、那覇市泉崎の琉球新報社屋が紫色にライトアップされた。膵臓がんの早期発見を目指すパープルリボン啓発活動の一環で、北海道の札幌テレビ塔や大阪市の市庁舎も同時に紫色に染まった。

 膵臓がんは兆しが見えにくいのが特徴。膵臓がんの撲滅や、患者支援などの活動をしているNPO法人パンキャンジャパン沖縄支部の島袋百代支部長は「膵臓がんはがんの中でも死亡率が高いが、早期に発見できれば生存率は上がる。パープルリボンの活動を通して検査の重要性を広く伝えたい」と話した。 (普天間伊織)

© 株式会社琉球新報社