大谷がWBC出場の意思を表明 エンゼルスは大谷の意思に任せる方針

日本時間11月17日、大谷翔平(エンゼルス)は自身のインスタグラムを更新し、来春開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に日本代表の一員として出場する意思があることを正式に表明した。エンゼルスのペリー・ミナシアンGMは今季終了時点で大谷のWBC出場について「大谷の意思次第。(WBC出場を自分の意志で決めるのは)彼が勝ち取った権利だ」と話しており、大谷自身が出場の意思を表明したことでキャリア初となるWBC出場がほぼ確実となった。

大谷はインスタグラムで「今年も応援ありがとうございました。結果としては悔しいシーズンでしたが日々楽しく野球ができたことに感謝しています!来シーズンもどうか熱い声援よろしくお願いします!!」とファンへの感謝を述べたあと、「またシーズン中よりお話しいただいていたWBCの出場に関しましては栗山監督に出場する意思がある旨を伝えさせていただきました。各国の素晴らしい選手や5年ぶりに日本のファンの皆様の前で野球ができるのを楽しみにしています!!」とWBC出場の意思を表明。北海道日本ハムファイターズ時代の恩師でもある日本代表の栗山英樹監督に出場の意思を伝えたようだ。

メジャーリーグ公式サイトでエンゼルスを担当するレット・ボリンガー記者によると、大谷はスプリング・トレーニング中に日本へ帰国する予定だという。よって、大谷は日本代表が韓国、オーストラリア、中国、チェコと対戦する1次ラウンド・プールB(東京ドーム)の戦いから日本代表の一員としてプレーすることになりそうだ。

大谷は前回大会の2017年にも日本代表の一員として出場予定だったが、足首の故障で欠場。今回が初めてのWBC出場となる。ミナシアンGMは、日本代表における大谷の起用法について「彼がやりたいことを何でもやってもらって構わない」とコメント。「二刀流でもいいし、ライトやセンターを守ってもいい。クローザーでも先発でも、先発兼クローザーでも、彼が望むなら何でもいいよ」とコメント。「WBCに出場したとしても、しっかりシーズンの開幕に間に合わせてくれると思う。私も2~3日くらい仕事をサボって観に行くかもしれないね」と大谷への信頼を口にした。

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