思わず足を止める紅葉グラデーション 福井県の萬徳寺のヤマモミジ、11月下旬まで見ごろ

色づきが進み、赤、オレンジ、黄色のグラデーションを見せるヤマモミジ=11月16日、福井県小浜市の萬徳寺

 福井県小浜市金屋の萬徳寺で紅葉が見頃を迎えている。敷地内のヤマモミジが赤、オレンジ、黄色に色づき、鮮やかなグラデーションを堪能できる。

 同寺では、本堂や国名勝の庭園を彩るように大小約100本のヤマモミジが生えている。田中恒徳住職(55)によると、日当たりの良い場所からここ1週間ほどで一気に色づきが進んだという。例年より1週間ほど早く見頃を迎え、11月下旬まで続く見込み。

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 本堂への石段を覆うように枝が伸び、紅葉が降り注ぐような感覚に、参拝客は思わず足を止めて見上げていた。寺内から座って庭園の眺めをじっくりと楽しむ人の姿も見られた。田中住職は「いろんな角度から見てもらい、静寂の中ゆったりと癒やしの時間を過ごしてほしい」と話している。

 拝観は午前8時半~午後4時半。拝観料400円。

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