【FIFAワールドカップカタール2022】優勝候補の一角・アルゼンチンが優勢なグループC。世界最高峰のメッシのプレーは必見

「FIFAワールドカップカタール2022」のグループCは、アルゼンチン(13大会連続18回目の出場/10月6日付FIFA世界ランキング3位)、サウジアラビア(2大会連続6回目/51位)、メキシコ(8大会連続17回目/13位)、ポーランド(2大会連続9回目/26位)が属する。

グループ1位に最も近い位置にいるのは、文句なくアルゼンチン。代表歴代最多出場&最多ゴール記録保持者でW杯5大会連続出場の大エース、リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)を擁するチームは、2021年コパ・アメリカ(南米選手権)で11大会ぶりの優勝を果たした。世界最高の選手の呼び声も高く、クラブレベルでは数えきれない栄誉に輝いてきたメッシにとって、代表チームでは初の国際タイルであり、メッシ自身も大会得点王とMVPを受賞。その勢いを維持したまま臨む今大会は、優勝候補の一角に挙げられている。以前はメッシの突破力、決定力に過度に依存していると指摘されていたが、現在のチームは、DFのニコラス・オタメンディ(ベンフィカ/ポルトガル)、MFのロドリゴ・デ・パウル(アトレティコ・マドリード/スペイン)、FWのラウタロ・マルティネス(インテル/イタリア)ら各ポジションに好選手を配し、高いレベルでバランスがとれている。最後のW杯になるだろうメッシと共にトロフィーを掲げようと、選手たちの士気も高く、グループリーグでつまづくことはないだろう。

残る3チームの近年の大会での実績を比較すると、7大会連続グループリーグ突破のメキシコがリード。今大会では、MFのエウトル・エレーラ(ヒューストン・ダイナモ/アメリカ)、MFのエドソン・アルバレス(アヤックス/オランダ)ら才能、実績とも確かなタレントを擁し、1986年大会以来のベスト8を狙っている。7大会連続でベスト8の壁に阻まれているが、どんなグループに入ろうと突破してきたのも事実。今大会もしぶとさ、したたかさを発揮しそうだ。

ポーランドは、前回大会グループリーグで日本と同組に入り、敗退。その時点でドイツリーグの得点王に3回(現在は7回)輝いていた絶対的エース、FWのロベルト・レヴァンドフスキ(バルセロナ/スペイン)も無得点に終わった。今大会は彼をどう生かし、どう決定力を存分に発揮させらるかが鍵になる。ポーランドは初戦でメキシコと対戦。勝てばその後の戦いが楽になり、決勝トーナメントにグッと近づく。それはメキシコにとっても同じであり、順位争いを大きく左右する一戦になる。

サウジアラビアは、日本、オースラリアと同グループなった今予選を1位で突破。実力は確かであり、中東開催のメリットも小さくないはず。とはいえ厳しい戦いになる。初戦の相手はアルゼンチン。ここで大差で敗れると、以降の試合で無理に攻めに出なければならなくなり、隙を作ることになる。まずは初戦に全力を傾けたいところだ。

文/佐藤新

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