遺体発見、一部が白骨化…母の可能性 息子逮捕、母と2人暮らしだった「1年前、亡くなっていたと思う」

自宅に遺体を放置 新座署、容疑の男を逮捕=新座市

 自宅に母親とみられる遺体を放置したとして、埼玉県警新座署は17日、死体遺棄の疑いで、新座市新堀1丁目、自称自営業の男(46)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年11月ごろから今年11月16日にかけ、自宅の居室内に遺体1体を放置した疑い。調べに「亡くなった母親を放置したことは間違いない。昨年11月ごろには亡くなっていたと思う」と容疑を認めているという。

 同署によると、15日に新座市役所から「高齢女性とその息子が住む世帯と連絡が取れない」と相談があり、16日午後5時50分ごろ、市職員と共に住宅を訪れた同署員と消防隊員が和室で遺体を発見した。遺体は目立った外傷はなく、一部が白骨化していた。男は母親と2人暮らしで、母親とは連絡が取れていないという。

 同署は司法解剖をするなどして身元の特定を進めるとともに、死因や放置した経緯を詳しく調べる。

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