西九州自動車道 早期完成を決議 沿線3県、東京で建設促進大会

西九州自動車道の早期完成を訴える大石会長=東京都内

 来年度の政府予算編成に向け、長崎、福岡、佐賀3県による西九州自動車道の建設促進大会が17日、東京都内であった。各県の沿線自治体の首長や国会議員ら約60人が参加し、松浦佐々道路や伊万里松浦道路など事業途中の区間の早期完成などを決議した。
 3県でつくる建設推進協議会(会長・大石賢吾知事)などが主催。
 西九州道は長崎、佐賀、福岡3県にまたがる全長約140キロの高規格道路で、約92キロが供用中。松浦佐々道路などが未開通となっており、ミッシングリンク(未整備区間)の解消が課題。決議では佐々インターチェンジ(IC)-佐世保大塔IC間の4車線化の早期完成なども求めた。
 大石会長は「西九州自動車道の一日も早い全線開通に向けて九州西北地域の連携が一層深まり、経済活性化と交流人口拡大が図られるものと大いに期待している」などとあいさつした。
 大会後、参加者は国土交通、財務両省などに予算確保を要望した。


© 株式会社長崎新聞社