「抱きしめた」「首を絞められた」 食い違う母娘の証言 戸田恵梨香&永野芽郁出演「母性」新予告

11月23日より劇場公開される、戸田恵梨香と永野芽郁出演、湊かなえの同名ミステリー小説の映画化作「母性」の、ファイナルトレーラー映像が公開された。

映像は、東京国際映画祭のレッドカーペットで見せた戸田恵梨香と永野芽郁のドレス姿や、バンクーバー国際映画祭で大歓迎を受けた原作者・湊かなえが力を込めてコメントをする様子から始まる。そして、のどかで美しい風景と対照的にミステリアスなメロディが響くなか、娘を愛せない母・ルミ子(戸田恵梨香)の「私が間違えていたのです」という独白を皮切りに、愛されたい娘・清佳(永野芽郁)とのいびつな親子関係、義母(高畑淳子)に理不尽なまでに虐げられる家庭環境が映し出される。

「なんで…!」とベッドの清佳をたたくルミ子の今にも壊れてしまいそうな表情、清佳がルミ子へ投げかける「自殺したって本当なの?」という意味深な言葉、そして首に縄がかかったまま目をつむり横たわる清佳を呼ぶルミ子の悲痛な叫びといった、緊張感にあふれ、謎がふくらむ映像が続く。終わりには、清佳を愛情たっぷりに強く抱きしめるルミ子と、かたやルミ子に首を絞められる清佳という、同じ出来事にもかかわらず、記憶の食い違う2人の姿が捉えられている。

「母性」は、”母性”をめぐるある事件と、母と娘の食い違う証言によって浮かび上がる物語を描いた作品。戸田恵梨香が母性を持てず娘を愛せない母親のルミ子役を、永野芽郁が母性を求める娘の清佳役を演じる。そのほか、大地真央、高畑淳子、三浦誠己、中村ゆり、山下リオらが顔をそろえる。廣木隆一監督がメガホンを取る。

【作品情報】
母性
2022年11月23日(水・祝)全国ロードショー
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2022映画「母性」製作委員会

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