4年に1度の祭典であるワールドカップの開幕が迫ってきた。
ここでは、日本代表史上最高といえるドリブラーたちを選んでみた。
三笘薫
現在の日本が世界に誇る“ぬるぬる”系ドリブラー。
縦への意識が高く、緩急と技術を武器に相手ディフェンスをズタズタに切り裂く様は圧巻だ。
海外でも「うねうね」と評されるドリブルを駆使する打開力が最大の武器だが、意表をついたパスも出すなど実は多彩。予測力と発想に長けたボールの置き所やトラップは絶品で、近年は得点力や守備意識も伸ばしている。
世界の強豪相手とのガチバトルでどんなプレーを見せるのか、楽しみだ。
松井大輔
「ル・マンの太陽」としてフランスでも愛された名ドリブラー。
もともとは司令塔タイプだったのだが、欧州移籍後にドリブラーとして覚醒した。
鮮やかかつトリッキーなボールテクニックを武器に、フランスでサイドアタッカーとして躍動。現地で絶大な人気を得るなど確固たる地位を築いた。
41歳になった現在もフットサルとの二足のわらじで現役を続けている。また、Youtubeでも活動するなどご意見番的な役割も担い始めている。
中島翔哉
数々のテクニシャンを生み出してきた名門である東京ヴェルディ下部組織出身のドリブラー。
小柄ながら、切れ味鋭いドリブルをはじめとする類稀なテクニック、俊敏性と加速力、運動力、ゴール意識、攻守の切り替えなど実に多彩。あのヴァイッド・ハリルホジッチ監督も「これだけ俊敏で爆発的なものがある選手はなかなかいない」と絶賛していたほど。
“個”の力が図抜けており、Jリーグよりも海外向きだったが、実際にポルトガルリーグでブレイク。強豪ポルトに引き抜かれたが、近年は怪我など不運に見舞われている。今W杯では彼が10番をつけているはずだったが…。
乾貴士
俊敏性と卓越した技術を駆使するトリッキーさで相手を翻弄してきたテクニシャン系ドリブラー。
必殺のドリブルテクだけでなく、スルーパスやキックの引き出しも多彩で、多様なフェイントやノールックパスなど魅せるプレーも得意とする。
野洲高時代にやった50メートルドリブルなど逸話も多い。ドイツとスペインのトップリーグでもそのドリブルを武器に確かな活躍を見せた。
前園真聖
現在は解説者・タレントとして活躍しているが、現役当時はワイルドな風貌とセクシーかつ豪快なドリブルを武器に見る者を魅了した。
日本代表が実に28年ぶりに出場権を勝ち取った1996年のアトランタ五輪ではキャプテンとして躍動。
当時はまさにキレキレの無双状態にあり、日本人離れしたドリブルだけでなく、前線でのタメ、スルーパスとフリーキック、さらには決定力も兼ね備えるスーパーな存在だった。
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後年、王国ブラジルのサントスでもプレーしたが、全盛期にセビージャへの移籍が実現していればどんな存在になっていただろうか。