不要な服と古着 交換 “売らない” 店 期間限定ショップ そごう広島店

不要になった服を直接持ち込んで、好きな古着と交換するという4日間限定のショップが、広島市のデパートにオープンしました。

そごう広島店にお目見えした期間限定のショップ「CLOSET to CLOSET」です。

店内には、シャツやスカート、ズボンなど400点を超える古着が並べられています。ただし、値札はついていません。

どんな仕組みなんでしょうか。

エナジークローゼット 三和沙友里 代表
「事前予約制のショップになっておりまして、着ないお洋服を3着持参いただいて、オンラインで入場チケットを3000円お支払いいただくと、店内のお洋服の中から好きなお洋服を3つまでお持ち帰りいただけるショップになっています」

「循環型サービス」に着目し、服を売らない店を立ち上げたのは、服が大好きだという三和代表です。

三和沙友里 代表
「もともと、わたしがボロボロの服が好きだったんですけど、そういうお洋服は大量廃棄されているというアパレルの廃棄問題を知って、そういうお洋服たちを生かしながら、もっとたくさんの服と出会えるお店があったらいいのにと思って、探したけど、見つからなくて、自分で立ち上げようと思いました」

立ち上げから3年。20代を中心に幅広い世代で利用する人が増えているそうです。店内の服は、すべて1点もの。

この時期は、軽めの上着や二ット素材も人気です。

訪れた人たち
「きょう朝、スマホでインスタを見て偶然、広告が流れてきたので、ちょっと来てみようかなと思って来ました。売ってもお金にならないかなと思って、どうしようかなと思って。(古着が)眠っていたので。自分が着なくなった服をまた誰かに着ていただけるので、自分もまた新しい服、誰かのものを着られるというのがすごくリユースみたいな感じでいい取り組みと思いました」

そごう広島店 ミライ価値・DX担当 村上智紀さん
「古着を売るのではなく、洋服を替えに来てもらって、また新しいファッションを楽しんでもらう感覚でやりたいなと。ものは試しという気持ちでぜひ来ていただければ」

このアパレルショップは、21日までの4日間限定で開かれています。

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