
JR西日本は18日、2025年大阪・関西万博の会場への輸送力向上に約100億円を投じると発表した。利用増が見込まれる大阪環状線弁天町駅の改良が目玉で、開催地の人工島・夢洲(大阪市此花区)に近い桜島駅と新大阪駅を結ぶ直通列車を臨時で運行する。課題とされる会場へのアクセスの改善を図る。
弁天町駅は、夢洲への延伸を予定する大阪メトロ中央線との乗換駅。バリアフリー機能を高めた新駅舎を25年春までに整備し、大阪メトロとの連絡通路も新設する。
環状線と桜島駅をつなぐ桜島線は1時間当たり最大12本に増発。桜島駅から会場へのシャトルバス70台を用意する。
