自民党静岡支部が11月18日、総務会を開き、静岡市長選での現職・田辺信宏市長への支援の意思は「全くぶれていない」として、支援態勢の一本化を確認しました。関係者によると田辺市長も「やります」と意欲を見せているということです。
11月18日、静岡市内で開かれた自民党静岡市静岡支部の総務会。静岡市長選に立候補を表明した山田誠県議も出席しました。総務会では、12月2日の市議会の場で田辺市長に市長選への態度を表明してもらうことを確認しました。
<自民党 静岡市静岡支部 井上恒彌幹事長>
「(田辺市長支援は)全くぶれていません。もちろん出るという前提で。もうここで出ないという前提で言ったら、ここもどうでもよくなってしまうので、みんな一緒にやるんだよという引き締めでやっているので、出る前提でやっている」
出馬について、いまだ態度を明確にしていない田辺市長。自民党関係者によると田辺市長と今週、連絡を取ったところ、市長選については「やります」と意欲を見せているということです。
動向が注目される田辺市長は、さきほど報道陣に次のように答えました。
<静岡市 田辺信宏市長>
「もちろん出馬の意欲はあります。しかるべき時にきちっと表明させていただいただきたい」
自民党静岡支部は山田県議が提出した推薦願の扱いについて、田辺市長の表明を確認してから決めるということです。
<静岡市長選に出馬する山田誠県議>
「推薦願をしたのは自民党でずっとやってきた思いから」
Q.推薦が得られなくても出馬する?
「これだけ出馬する意思を固めた以上は出馬する意思に変わりはない」
一部経済界からの支援を受ける難波喬司元副知事が出馬を表明する中、自民党としては組織票を割りたくないため、山田県議に出馬を取りやめてほしいのが本音です。自民党静岡支部の支援態勢が明確になる中、田辺市長の議場での意思表明が注目されます。