不運な落選…W杯イングランド代表に入れなかった「5名のスター」

20日に開幕を迎えるワールドカップ2022。それに向けて参加する32カ国はそれぞれにメンバーを発表している。

今回はイングランド代表のメンバーに入ることができなかったスター選手を5名ピックアップする。

ベン・チルウェル

クラブ:チェルシー

昨年11月に負ってしまった怪我によって、不運にもこのワールドカップでプレーすることが不可能になってしまったチェルシーのDFベン・チルウェル。好調なパフォーマンスを見せるなか、チャンピオンズリーグのユヴェントス戦で膝を痛めてしまった。

診断の結果、その負傷はなんと前十字靭帯の断裂。シーズンだけではなく2022年のほとんどを棒に振ることに。ワールドカップに向けて戻れるように準備していたと話していたが、「僕の夢は潰えた。残念ながらこの検査結果ではね」とツイッターで書き、仲間を応援することを誓っていた。

リース・ジェームズ

クラブ:チェルシー

チルウェルと同じチェルシーでプレーしているリース・ジェームズ。右サイドバックとしてイングランド代表のポジションを掴んでいたが、彼にもチャンピオンズリーグで不運が訪れた。

10月のミラン戦でプレーした彼は膝を負傷。当初は格安航空でイギリスに帰るなどの行動で話題を呼び、それほど重いものではないのでは…と言われていたのだが、検査の結果は8週間の離脱。ようやく先週ジョギングを始められる状態で、ワールドカップには間に合わなかった。

ジェームズ・ウォード・プラウズ

クラブ:サウサンプトン

イングランドだけでなく、世界でも最も優れたフリーキッカーの一人であるウォード・プラウズ。代表チームでは常にプレーするという立場ではないものの、信頼できるボランチの一人であった。

特に今回はけが人が多かったこともあり彼の招集が有力視されていたが、むしろ今季離脱を経験していたカルヴィン・フィリップスやジョーダン・ヘンダーソンが優先して選ばれることになり、ウォード・プラウズのほうが外れてしまうことに…。

ジェイドン・サンチョ

クラブ:マンチェスター・ユナイテッド

ボルシア・ドルトムントでプレーしている彼の姿はまさに圧巻。ゴールにアシストにと獅子奮迅の活躍を見せ、イングランドの歴史を変えるようなウインガーになると期待された。そして昨年夏、マンチェスター・ユナイテッドへと引き抜かれた。その移籍金もかなりのものだったが…。

プレミアリーグに戻ってきた彼はなぜか不調に陥り、一時期はゴールもアシストもゼロの時間が長く続いた。そして代表からも遠ざかり、今回のワールドカップでもメンバーから除外。今の状況では、昨年の移籍が大きな失敗であったと言わざるをえないだろう。

タミー・アブラハム

クラブ:ローマ

昨年夏にチェルシーからローマに加入したFWタミー・アブラハム。セリエAでゴールを量産してきたものの、今回のワールドカップではカラム・ウィルソンにその座を奪われることになった。

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昨季は27ゴールと見事な得点力を見せたものの、今季はまだ4ゴール。ギャレス・サウスゲイト監督もその調子の下落に言及しており、「悪いタイミングで得点力を発揮できなかった。準備期間が短いので今の調子が大事だ」と落選の理由を語っていた。

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