【二宮町長選】20日に投開票 現職、新人、元職の3人が争う

(左から届け出順)村田邦子氏、三枝公一氏、坂本孝也氏

 任期満了に伴う二宮町長選は20日、投開票される。同町長選に立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、3選を目指す現職の村田邦子氏(65)と新人で社会福祉法人理事の三枝公一氏(55)、元町長の坂本孝也氏(78)の3人。

 村田氏は、争点に挙げられる新庁舎整備など公共施設再編事業計画の推進を強調。給食無償化、災害時の高齢者・障害者の個別避難計画の作成、行政手続きのデジタル化なども訴える。

 三枝氏は要介護高齢者の在宅生活を支える定期巡回・随時対応型訪問介護看護の整備をはじめ、新庁舎建設に反対し行政機能を既存公共施設に移転する考え。教育環境の改善も目指す。

 坂本氏は「教育のまち二宮」を掲げ、一体型小中一貫校の建設構想のほか、子育て世帯の経済的負担軽減、コミュニティーバス増便などの考えを示し、新庁舎計画は見直しを主張する。

 14日現在の同町の有権者数は計2万4675人(男1万1893人、女1万2782人)

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