金正恩氏、娘連れで発射実験指導 「核には核で対抗」

新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」(右奥)を娘(手前左)と現地指導する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記=18日、平壌国際空港(朝鮮通信=共同)

 【北京共同】北朝鮮メディアは19日、首都平壌郊外の平壌国際空港で18日に新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の発射実験が行われ、金正恩朝鮮労働党総書記が現地指導したと報じた。実験は信頼性と性能が検証され成功したと強調した。金正恩氏は敵が核で威嚇するなら「核には核で、正面対決には正面対決で応える」と述べ、日米韓の軍事的圧力に対抗して核開発を続け、使用も辞さない意志を鮮明にした。

 北朝鮮メディアは金正恩氏が李雪主夫人と娘を伴って現地指導したと伝え、金正恩氏が少女と手をつなぐ場面などの写真を公開した。金正恩氏の子どものことが公式に報じられるのは初。

4月25日、平壌の金日成広場で行われた、朝鮮人民革命軍創建90年記念日の軍事パレードに登場した新型ICBM「火星17」。4月26日付の北朝鮮の労働新聞が掲載した(コリアメディア提供・共同)

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