もうすぐ冬…除雪車両を点検し万全の備え 国交省福井河川国道事務所が出動式

出動式を終え、除雪基地を出発する車両=11月18日、福井県勝山市鹿谷町志田

 降雪期を前に、国土交通省福井河川国道事務所は11月18日、同県勝山市の中部縦貫自動車道勝山除雪基地で除雪作業出動式を行った。除雪に当たる作業員ら約90人が雪への備えを確認した。

 同事務所は20日から来年3月25日までを雪害対策期間に設定。県内12の除雪基地を拠点に同自動車道を含めた県内の国道計約205キロの除雪を担う。2021年1月に北陸自動車道などで起きた大規模立ち往生を受け、除雪車両を昨シーズンより7台増やし97台とし、道路監視カメラの増設、融雪機能の整備も行っている。

 出動式では車両12台を作業員が点検した後、橋本亮所長が「中部縦貫自動車道や国道8号などは地域住民や地域経済にとって重要。万全の体制で除雪に臨み交通を確保してほしい」と訓示した。

 式には同市の鹿谷保育園の園児35人が参加。除雪車に体験乗車したり、作業員に手作りのお守りを渡したりした。

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