「10増10減」法が成立 長崎県1減 離島分断

衆院小選挙区の区割り改定

 長崎県の衆院小選挙区定数は現行の4から1減の3となり、大村市を中心とする現3区の市町を、諫早市や島原半島などの現2区と、佐世保市を中心とする現4区に振り分ける形となった。それに伴い現3区の離島は、対馬、壱岐両市が新2区、五島市、新上五島、小値賀両町が新3区と分断された。長崎、佐世保両市の選挙区分割は解消された。
 新1区は長崎市。新2区は島原、諫早、大村、対馬、壱岐、雲仙、南島原、長与、時津の9市町。新3区は佐世保、平戸、松浦、五島、西海、東彼杵、川棚、波佐見、小値賀、佐々、新上五島の11市町。
 2020年国勢調査時点の人口は新1区40万6517人、新2区47万6719人、新3区42万765人。1票の格差は新1区は1.484倍、新2区は1.740倍、新3区は1.536倍となった。

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