「ようやくできた」コザを舞台にしたハードボイルドな映画 「10ROOMS」上映開始 俳優・尚玄さんらが舞台挨拶

 コザの街を舞台にした長編映画「10ROOMS」(岸本司監督)の全国先行上映が18日から沖縄県内のスターシアターズ系で始まった。地元沖縄市のシネマプラザハウスで主演の一人の尚玄(しょうげん)さん、岸本司監督、プロデューサーの神山繁さんが舞台あいさつに登壇した。刑事安室役を演じた尚玄さんは「新鮮で楽しかった」と振り返り、「岸本監督がハードボイルドものをコザでやりたいとずっとお話しされていてようやくできた」とPRした。

 岸本監督は「さまざまな人の話を拾うことで、コザからいろんな社会が見えてきた。街そのものが全体を受け入れていて『生きていていいんだよ』という感じの作品をつくりたかった」と話した。

 19日にはシネマプラザハウスとミハマ7プレックスで上映後に舞台あいさつがある。詳細はスターシアターズの公式サイトから。

(田中芳)

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