秋のおかやま桃太郎まつりが開幕 3年ぶり 市中心部で多彩な催し

多彩なステージが繰り広げられている特設舞台=岡山城下の段広場

 岡山の魅力を発信する「秋のおかやま桃太郎まつり」が19日、岡山市中心部で開幕した。新型コロナウイルス禍で3年ぶりの開催とあって、初日から多くの家族連れらが来場。秋晴れの下、伝統芸能やダンスのパフォーマンス、ご当地グルメを満喫した。20日まで。

 岡山城下の段広場(同市北区丸の内)に特設舞台が用意され、爽やかな音楽のステージで幕開け。お笑い芸人のライブや民謡の披露が会場を盛り上げた。「子ども縁日」コーナーは射的や手裏剣投げを楽しむ親子の笑顔があふれた。

 近くの石山公園(同石関町)では約20の飲食屋台が並ぶ「食の自慢市」。県産食材を使ったカレーやピザをはじめ、ホルモンうどん、たまごかけごはんといった名物グルメ、鳥取のご当地カレーも人気を集めた。

 岡山市北区の会社員(45)は「イベントの復活はうれしい。地元グルメはどれもおいしく、家族4人で楽しい休日を過ごせた」と話した。

 関連イベントとして岡山城の今昔映像の上映なども「RSKイノベイティブ・メディアセンター」(同天神町)で行われた。

 20日は甲冑(かっちゅう)姿の備州岡山城鉄砲隊が迫力あふれる演武を岡山城で実施。食の自慢市に3大学・高校の生徒らがスイーツなどを販売するブースが登場する。

 まつりは岡山県、岡山市、岡山市連合町内会、岡山商工会議所、岡山青年会議所、おかやま観光コンベンション協会、RSK山陽放送、岡山放送、テレビせとうち、山陽新聞社でつくる運営委員会が主催。

ご当地グルメなど約20の飲食ブースが並ぶ石山公園会場

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