
福井県立若狭高(小浜市)は19日、海洋科学科の生徒が製造したサバ缶が、海外宇宙飛行士向けの宇宙食の一種「ボーナス食」として国際宇宙ステーション(ISS)に搭載されたと発表した。指導した小坂康之教諭は「高校生による海外宇宙飛行士向けの宇宙食提供は前例がなく、うれしい」と話している。
小坂教諭によると、今回ISSに宇宙日本食15品目が搭載され、その一つに同校のサバ缶が入った。濃いしょうゆ味で、無重力空間で飛び散らないようにどろりとした汁が特長。ボーナス食は、メインの標準食とは別に宇宙飛行士個人が好きなものを選ぶ。
19日、同校で報告会が開かれた。