きょう19日(土)は晴れている所が多くなっているが、あす20日(日)は近畿から東日本を中心に雨となりそうだ。
　また、来週は天気が変わりやすく、23日(勤労感謝の日・水）から24日(木)にかけては全国的に雨となる見込み。特に東日本や北日本では荒れた天気となるおそれがあるため、注意が必要となる。

日曜日は東日本を中心に大気不安定

　あす20日(日)は南の海上の低気圧が東に進むため、雨のエリアも東へ移る。
　きょう19日(土)は九州南部や中国地方など西日本に雨雲がかかっているが、夜遅くには東海でも雨の降りだす所がありそうだ。特に三重県を中心に雨雲がかかりやすく、強い雨が降るおそれがある。

　そして、あすの朝には近畿や北陸にも雨の範囲が広がり、日中には関東でも雨となりそうだ。夜には福島など東北南部でも雨の降りだす所がある見通し。九州は日中は概ね曇り空で多少、晴れ間もありそうだが、夕方以降、再び雨が降りやすくなる。雨マークがついていなくても、折り畳み傘など備えておきたい空模様となりそうだ。

　あすは特に東海や関東など太平洋側で大気の状態が不安定になることが予想される。局地的には雷雨になるおそれもあるため、落雷や突風、短時間強雨などに注意が必要だ。

雨の所は気温ダウン　東京は師走並みの寒さ

　朝の気温は東海から西ではけさより高く、冷え込みは緩みそうだ。
　日中の気温は雨が降る所ではあまり上がらず、東京の予想最高気温は14℃と、12月上旬並みの寒さとなる見込み。一方、晴れる東北北部や中国地方では平年を上回り、青森でも16℃まで上がる予想となっている。

来週の天気　「勤労感謝の日」は東日本で大雨のおそれ

　東海や関東の雨は週明け21日(月)の朝まで続く所が多くなりそうだ。日中は東日本や西日本では晴れる所が多いが、北日本では北海道を中心に雨が降りやすい見込み。

　その後は全国的に天気が変わりやすく、安定した晴天が続く所は少なくなりそうだ。特に23日(勤労感謝の日・水）から24日(木)にかけては、低気圧が発達しながら通過するため、全国的に天気が崩れる見通し。特に東⽇本や北⽇本では荒れた天気となるおそれがあり、
　また、23⽇は東海や関東など東⽇本の太平洋側を中⼼に降⽔量が多くなる可能性がある。

（気象予報士・多胡安那）