日光市佐下部から小佐越にまたがる国有林で17日発生した山林火災で、市は19日、延焼区域が拡大するおそれがなくなり、鎮圧したと発表した。一部区域では火が消えていないため、ヘリなどによる消火活動は継続する。
19日は朝から自衛隊ヘリ2機と埼玉、茨城各県の防災ヘリが上空から散水を行い、市消防本部の消防車12台も出動した。
午後3時ごろの調査で火災が拡大していないことを確認し、市災害対策本部が同3時15分に鎮圧を宣言。自衛隊の派遣要請を解除し、市災害対策本部を解散した。
一部区域では火が残っているため、引き続き各県ヘリや市消防本部による消火活動は継続する。出火原因については調査中としている。
栃木県の発表によると、19日午前11時現在での焼失面積は約25ヘクタール。