「BA.5」対応ワクチン接種後に容体急変、70代男性死亡 東京青梅市

 東京都青梅市は、市内で13日に行われた新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、70代男性が接種直後に容体が急変し死亡したと発表した。市によると男性には基礎疾患があったという。接種との因果関係については今後調査する。

5回目接種直後に自ら変調訴え、心肺停止

 死亡したのは、13日に青梅市内の集団接種会場に訪れた70代男性。会場では、変異株「BA.4」「BA.5」に対応した米ファイザー社製2価ワクチンを接種していた。男性は5回目の接種で、接種後すぐに変調を訴え心肺停止になったという。会場にいた医師や看護師が酸素吸入や心臓マッサージを行った後、病院に搬送となったが死亡が確認された。死体検案の結果では、アナフィラキシーショックの可能性は低いという。

 市は浜中啓一市長名で哀悼の意を表明。今後医師から国に副反応疑い報告を行うとともに、都との協力のもと検証を行っていくとしている。

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