地震や豪雨、火山噴火の特徴や対応行動を学ぶ参加型防災訓練「RED」が19日、座間市内で行われた。初の試みで、多くの家族連れが体験や学習を通じて、どうすれば命を守れるかを考えた。
REDは「Real Elemental Disaster」の略で、「リアルな自然災害」の意。地元で起こりうる災害に関する知識を蓄え、備えを実践してもらおうと、座間青年会議所を中心に企画し、NPO法人「ざま災害ボランティアネットワーク」や市消防本部などが協力した。
注目を集めたゲリラ豪雨の体験では、消防のホースで高所から放水し、激しい雨を再現。かっぱに長靴姿で傘を差し、小学生の娘2人と臨んだ市内の女性(38)は「子どもが登下校の時に豪雨に遭う可能性もあるので、体験しておこうと思った。水の勢いがよく分かった」と雨の怖さを実感していた。