
JR西日本は19日、鳥取県境港市で早朝に水揚げされたズワイガニを特急と新幹線で運び、新大阪駅で即日販売する取り組みを始めた。各地の特産品を新鮮なまま消費者に届ける新サービスの一環。旅客列車に貨物を積む「貨客混載」はJR各社が取り組みを進める。事故の少なさや定時性の高さといった鉄道輸送の強みを生かし、収益拡大を図る。
JR西は今月、客車による即日配送を売りにした特産品ブランド「FRESH WEST」を立ち上げた。19日はその第1弾として米子駅(鳥取県米子市)からズワイガニ15匹を特急や新幹線で輸送。新大阪駅の販売ブースには、生きのいいズワイガニが並んだ。