長島哲太、SBKデビュー戦は10位でポイント獲得「良い経験ができた」/第12戦オーストラリア

 11月19日、スーパーバイク世界選手権(SBK)第12戦オーストラリアのスーパーポール(予選)とレース1がフィリップ・アイランド・サーキットで開催され、代役参戦している長島哲太(Team HRC)は10番手からスタートして10位に入った。

 HRCのテストライダーを務めている長島は、前戦の第11戦インドネシアで負傷したイケル・レクオーナの代役で初めてSBKに参戦している。

 金曜日は快晴だったフィリップ・アイランドだが、土曜日のFP3はウエットコンディションとなり長島は高速の1コーナーで転倒を喫した。その後に行われたスーパーポールはドライコンディションへと変わったが4コーナーで2度目の転倒を経験したが、10番グリッドを獲得した。

長島哲太(Team HRC)/2022SBK第12戦オーストラリア

 午後の決勝レース1は再びウエットコンディションとなり、オープニングラップでは16番手に落ちたが、4周目から順位を上げていく展開に。レインタイヤでレースがスタートしたが、路面が乾いていき、今季初のフラッグ・トゥ・フラッグで11周目にドライタイヤに交換した。

 そこで15番手までポジションを下げたが、再度追い上げていき、10位でゴール。SBK初レースで6ポイントを獲得した。日曜日はスーパーポール・レースと決勝レース2が行われるが、さらにポイントを稼ぐだろう。

長島哲太(Team HRC)/2022SBK第12戦オーストラリア レース1

■長島哲太
「今日はフリー走行とスーパーポールで2度のクラッシュを喫し、とてもタフな1日でした。特にFP3はコンディションが悪くて、どのように転倒したのかも、まだ分かりません」

「レースでは、ウエットコンディションであまり攻められず、タイムもポジションもかなり落としてしまいました。でもラップを重ねるごとにリズムがよくなり、タイヤ交換後はさらにフィーリングがよくなり、ラップタイムも悪くありませんでした。何人かパスすることができて、10位でフィニッシュすることができました」

「初めてのスーパーバイクで、フラッグ・トゥ・フラッグや、このようなトリッキーなコンディションの中で、理想的ではありませんでしたが、いろいろな良い経験ができました。レース前にマシンを完ぺきに修理してくれたチームには感謝しています。今日は、すべてのデータをチェックし、明日に備えたいです」

長島哲太(Team HRC)/2022SBK第12戦オーストラリア

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