新幹線改札前に「駅ピアノ」 初弾きで利用者魅了 JR長崎駅

「駅ピアノ」でジャズの名曲などを披露する演奏家=JR長崎駅

 長崎県内の婚礼関連事業者でつくる「ながさきウエディング協議会」(吉田昌敬会長)は19日、長崎市尾上町のJR長崎駅構内に「駅ピアノ」を設置した。
 同協議会によると、ウエディングに欠かせない音楽を通じて町を元気にしようと企画し、同駅の協力により実現。ピアノは9月に開業した西九州新幹線の改札前に置かれ、誰でも自由に弾くことができる。
 設置式で吉田会長は「新幹線は県民の希望の星。私たちも何か関わりたいとの思いで設置した。少しでも町がにぎわい、多くのウエディングが生まれてほしい」と話した。田上富久市長はピアノが改札前にあることに触れ「長崎の第一印象がピアノから始まり、長崎の文化の薫りを感じていただくことに大きな意味がある」とあいさつした。
 演奏家による「初弾き」もあり、ジャズの名曲「A列車で行こう」や長崎市出身のシンガー・ソングライター、福山雅治さんの「家族になろうよ」などを演奏。駅の利用者を魅了した。


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