尼崎市長に前教育長松本氏 現職後継、維新候補破る

兵庫県尼崎市長選で初当選を確実にし、支援者らにあいさつする松本真氏=20日夜

 任期満了に伴う兵庫県尼崎市長選は20日投開票され、現職が後継指名し、与野党が実質相乗りで支援した前市教育長の無所属新人松本真氏(43)が、日本維新の会新人で社会福祉法人理事長の大原隼人氏(44)を破り、初当選した。維新は大阪府外で初めてとなる公認の首長誕生を目指したが、かなわなかった。投票率は32.77%で、過去最低だった前回選を8.06ポイント上回った。

 松本氏は3期目の今期限りで退任する稲村和美市長(50)から市政運営を継承する候補として後押しを受けた。静岡市出身の元文部科学官僚で、豊富な行政経験を基に子育て支援や教育政策の推進を主張。

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