
【ドーハ共同】サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会に出場するイラン代表のエフサン・ハジサフィ選手が20日、ドーハ近郊で記者会見し、イランの反スカーフデモを支持すると表明した。「国の状況が正しくなく、国民が幸せではないことを受け入れなければならない」と語り、指導部の厳しいデモ弾圧に懸念をにじませた。ロイター通信が伝えた。
イラン国内では、髪を隠すスカーフのかぶり方が不適切だとして拘束された女性が急死し、これに抗議するデモが9月中旬から続いている。最高指導者ハメネイ師はデモを「暴動」と呼び、治安当局に徹底した取り締まりを指示した。