車中泊は冷蔵庫があると超便利! 気になるメリット・デメリットや選び方&おすすめ商品8選を一挙紹介

車中泊をしていて、「冷却機能のある冷蔵庫があったらなぁ……」と思ったことはありませんか?でも、「どの冷蔵庫がいいのかわからない」「電源はどうやって取るの?」など不安もありますよね。そこで本記事では、ポータブル冷蔵庫のメリットデメリット、選び方、おすすめ商品8選をご紹介!ポータブル冷蔵庫選びの参考にしてみてくださいね。

ポータブル冷蔵庫なら車中泊でも使える! メリット・デメリットも合わせてチェック

「ポータブル冷蔵庫」とは、持ち運び可能な冷蔵庫のこと。電源さえ取れれば、車中泊やキャンプなど多様なシーンで使える便利なアイテムです。

クーラーボックスとの違いは、「冷却機能」がある点。時間が経つにつれて保冷能力が落ちてしまうクーラーボックスに対して、ポータブル冷蔵庫は長期に渡ってアイスを凍った状態でキープしたり、すでにぬるくなったドリンクを冷やせます。

もちろん、ポータブル冷蔵庫を導入するにはデメリットもあるので、まずはポータブル冷蔵庫のメリット・デメリットを確認しておきましょう!

車中泊で冷蔵庫を使うメリット

まずはメリットです。

  • いつでも冷たい飲み物が飲める
  • 傷みやすい生鮮食品や溶けてしまう氷などもしっかり保管しておける
  • 冷凍可能なポータブル冷蔵庫ならアイスや冷凍食品も保管できる
  • 2泊以上の車中泊をする際、まとめ買いもできる
  • 食事が余ったときでも安全に保管しておける(食中毒対策)
  • 保冷剤が不要になる
  • AC電源やDC電源に加えて、カセットガスで動くタイプは災害時にも活躍する

クーラーボックスは、保冷剤が溶けるに連れて保冷能力が低下します。

保冷日数5日と記載されているハイスペックのクーラーボックスも、開け閉めを繰り返しているうちに3日程度で常温になってしまうことも……。

途中で買い増した食材を追加すると、保冷材の溶けるスピードはさらに加速してしまいます。

一方、ポータブル冷蔵庫なら継続して冷却できます。アイスやデザート、生鮮食品も鮮度を保ったまま保管したり、途中で買った食材を冷やせるのは非常に便利です。

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車中泊でのんびりと旅を楽しみたい方には、ポータブル冷蔵庫を強くおすすめします!

車中泊で冷蔵庫を使うデメリット

続いて、気になるデメリットも見ていきましょう!

  • 製品によってはポータブル電源が必要になったり、バッテリーの充電が必要など、費用や手間がかかる
  • 車から電源を取る場合、バッテリーが上がる可能性がある
  • かなり荷物になったり場所を取ったりするケースがある
  • しっかり固定しないと、移動中や車中泊中に落下したり倒れたりして大きな事故につながる可能性がある
  • 人によっては稼働音が気になる
  • 連泊車中泊をしない場合、冷蔵庫ならではのメリットを感じられないケースもある

ポータブル冷蔵庫を導入するにあたり、電源や設置場所の確保など手間や費用がかかります。

連泊の頻度が低い方はクーラーボックスでも事足りることもあり、「費用や手間をかけてまでポータブル冷蔵庫を買う必要はなかった!」と後悔するケースも……。

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ご自身の車中泊スタイルに、ポータブル冷蔵庫が必要か見極めてから購入しましょう!

電源はポータブル電源の他、車のシガーソケットから取ることも可能です。車からの給電はバッテリー上がりが心配なので、エンジン停止中も使えるサブバッテリーの使用もおすすめ。

ポータブル冷蔵庫の中にはバッテリー上がりを制御してくれる低電圧保護機能を搭載した機種もあるのでぜひチェックしてください!

ポータブル冷蔵庫を購入するなら事前にチェック! 車中泊向けの製品の選び方

ここからは、ポータブル冷蔵庫の選び方をご紹介します!

多種多様なポータブル冷蔵庫が販売されていますので、ご自身の条件と照らし合わせて選んでいきましょう。

ポイント①:給電方法

Photographer 吉田 達史画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17489537/p2

ポータブル冷蔵庫の給電方法は、3つあります。

  • DC電源
  • AC電源
  • カセットガス

一般的なポータブル冷蔵庫は、DC電源とAC電源のどちらも使えるタイプがほとんど。車のシガーソケットやサブバッテリー、ポータブル電源から給電可能です。

商品は限られますが、災害時など電気が止まってしまった時に備えてカセットガスにも対応するタイプを選ぶのもおすすめ!

すでにソーラー充電に対応したポータブル電源をお持ちの方は、DC電源とAC電源のポータブル冷蔵庫で災害時もバッチリです。

ポイント②:大きさ(サイズと容量)

ライター「藤永祐人」撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17478618

ポータブル冷蔵庫の容量は、コンパクトな5L~40Lの大容量まで種類豊富。小さすぎると食材が入らず、大きすぎても無駄にスペースを取ってしまうため不便です。

使用人数や用途、使用日数に合わせて適度な容量を選びましょう!

【ポータブル冷蔵庫の容量の目安】

  • ソロでドリンクを冷やす程度なら・・・10L前後のコンパクトなタイプ
  • ファミリーでドリンクと食材を冷やすなら・・・30L以上

ポイント③:冷却性能

ポータブル冷蔵庫は、製品によって冷却設定温度に違いがあり、ハイスペックのものは冷凍も可能です。目的に合わせて設定温度を確認しておきましょう。

  • 冷蔵庫として使用する場合:0~10℃
  • 冷蔵庫と冷凍庫で使用する場合:最低温度が-18℃以下

冷却性能を判断する目安のひとつに、冷却方法の違いがあります。主な冷却方法は以下の2つ。

  • 冷却性能に優れたコンプレッサー式
  • エコで静穏性に優れたペルチェ式

冷却性能を重視するならコンプレッサー式がおすすめ!ただし、稼働音や振動が気になるデメリットも。

一方、ペルチェ式は静穏性に優れている反面、冷却性能はコンプレッサー式に劣ります。

冷却性能を重視してコンプレッサー式を選ぶと、稼働音が大きくなる傾向があるため注意が必要です。無音でないと眠れない人は、静穏性に優れたペルチェ式も検討しましょう。

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カセットガス式のポータブル冷蔵庫『ドメティック(Dometic)/ ACX35G 31L』は、 アブソリューションシステムという冷却方法を採用しています。
冷却能力はコンプレッサー式に劣りますが、静穏性と無振動が魅力です。

ポイント④:その他の機能(保温機能など)

ポータブル冷蔵庫の中には、保温機能付きのモデルもあります。冬の寒い日にホットの缶コーヒーやお茶をすぐに飲めるのは嬉しいですよね。年間を通して車中泊を楽しみたい方は、保温機能ありのものも視野に入れてみてくださいね。

また、スマホを充電したい人にはUSB端子が付いているモデルがおすすめ。天板をテーブルとして使用できたり、ドリンクホルダーが付いていたり、メーカー独自の便利な機能もチェックしましょう!

車中泊に最適! おすすめのポータブル冷蔵庫8選

それでは、ここからは車中泊におすすめのポータブル冷蔵庫を8つご紹介していきます!

1. 【ソロ用ミニサイズ】LVYUAN(リョクエン)/ 車載冷蔵庫 C9 9L

『LVYUAN(リョクエン)/ 車載冷蔵庫 C9 9L』はソロ用にピッタリな9Lサイズ!350ml缶なら約10本程度入ります。

冷却力抜群なコンプレッサー式で冷凍も可能。重量は6.7㎏と軽量なので普段のドライブにももってこいです!

2. 【省電力モードあり】F40C4TMP/ 車載冷蔵庫 18L

テーブルとして使用しやすいドリンクホルダー付きの『F40C4TMP/ 車載冷蔵庫 18L』もおすすめです。

ドイツのコンプレッサーテクノロジーにより、優れた冷却スピードや静穏性を実現。電力消費量を抑えるエコモードや低電圧保護機能を搭載しており、バッテリー上がりの心配も不要です!

3. 【バッテリー搭載!USB充電も可能】マキタ(makita)/保冷温庫40Vmax 20L

リチウムイオンバッテリーを2本搭載し、電源を使えない状況でも使用可能な『マキタ(makita)/保冷温庫40Vmax 20L』

ハイパワーのコンプレッサー式で14段階の温度調節が可能。

保温機能、スマホへのUSB充電機能、IPX4の防水性能など魅力的な機能がてんこ盛りです。

4. 【静穏性◎のペルチェ式】Smart Tap/ICEBERG車載冷蔵庫22L

65℃までの保温機能が付いたポータブル冷蔵庫『Smart Tap/ICEBERG車載冷蔵庫22L』

22Lの持ち運びしやすいサイズでソロ~デュオにピッタリで、アウトドアにマッチするおしゃれな4カラー展開です。

ペルチェ式で冷凍はできませんが、寒い時期もよく使う人には保温機能は嬉しいですね!

▼ハピキャンでもレビューしています!気になった方は合わせてご覧ください。

5. 【コンパクトで大容量】Smart Tap/ICEBERG2車載冷蔵庫25L

続いても『Smart Tap』から『ICEBERG2車載冷蔵庫25L』をご紹介!

コンプレッサー式のハイパワーモデルで、最大‐22℃まで冷却可能です。

500mlのペットボトルを20~30本収納できる大容量でありながら、コンパクトなサイズ感とスタイリッシュなデザインが魅力です。

6. 【大容量なのに安い!】アイリスオーヤマ/30L IPD-3A-B

ファミリーサイズのポータブル冷蔵庫をお求めの方には『アイリスオーヤマ/30L IPD-3A-B』がおすすめ!

キャスター付きなので、車中泊以外にキャンプや部活など多様なシーンで活躍。

コンプレッサー式で冷凍も可能です。

7. 【カセットガス対応の3WAY】ドメティック(Dometic)/ ACX35G 31L

AC電源、DC電源に加えてカセットガス対応の『ドメティック(Dometic)/ ACX35G』

250gのカセットガスで約20時間稼働。車中泊ではAC/DC電源を使用し、キャンプやピクニックではガスを使用するなど場面に合わせて3WAYでお使いいただけます!

8. 【冷凍・冷蔵の2室に分けられる!】EENOUR/S42

コンプレッサー式の優れた冷却能力と40㏈の静穏性を両立した『EENOUR/S42』は、550mlのペットボトルが30本入る大容量モデルで、冷蔵・冷凍の2室に分かれているのが特徴。

アウトドアにマッチしたデザインも魅力です。

サイズ違いの25Lと32Lもデュオ~ファミリーに人気!

ポータブル冷蔵庫があれば車中泊の長旅もへっちゃら! キャンプやピクニックにもおすすめ

fam_mag編集部撮影画像参照:https://happycamper.jp/_ct/17419007

車中泊の便利アイテム、ポータブル冷蔵庫をご紹介しました。

製品によってサイズや機能がさまざまなので、まずは使用人数や用途、給電方法などの条件から絞っていきましょう!

ポータブル冷蔵庫を導入して、快適な車中泊の旅をお楽しみくださいね。

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