日本を元気に!ウルフルズ「バンザイ募金」で被災地の支援を

出典:diskgarage.com

国民的ロックバンド・ウルフルズは、2016年4月14日、16日に発生した熊本地震の被災地の復旧・復興への支援のため、野外フェス”ヤッサ”をはじめ、全国ツアーにてバンザイ募金を設置し、そこで集まった募金を熊本市へ寄付しました。

この記事では、熊本地震や、ウルフルズの募金活動についてご紹介します。

熊本地震とは

出典:bosai.yomiuri.co.jp

気象庁が命名した正式名称は「平成28年熊本地震」で、2016年4月14日21時26分ころ熊本県中央部で発生した気象庁マグニチュード6.5の地震から始まった一連の地震を指します。約28時間後の16日1時25分ころには、気象庁マグニチュード7.3の地震が発生しました。14日の地震が前震、16日の地震が本震とされています。地震による直接の死者は50名となっています。

大規模な地震が起きた際に、それが前震か本震かを判断することは、現状では困難と言われています。このように、比較的大規模な前震を伴ったことがこの熊本地震の特徴で、「前震」という言葉が社会的に認知された地震でもありました。

短期間で2度も強い揺れが発生したため、14日の地震では倒壊を免れた家屋が、16日の地震で倒壊するという現象も起こりました。20万棟近い住宅が被災し、熊本城では天守閣の瓦が落下したり、石垣や櫓が崩れたりしました。また、大規模な地盤・土砂災害など、熊本県を中心として各地で大きな被害が生じました。

バンザイ募金とは

出典:spice.eplus.jp

熊本地震を受けて、ウルフルズが行っている野外フェスティバル”やっさ”にて募金ブースを設置することを、お見舞いの言葉と共に公式ホームページで発表しました。

500円を1口とし、募金していただいたファンの皆さんに、熊本のご当地キャラクター”くまもん”のイラストが描かれた缶バッチをプレゼントするというもの。

これを「バンザイ」募金と名付け、被災地の復旧・復興への支援のために諸経費を除いた全額を寄付することになりました。

また、2017年も引き続き熊本地震の支援ために、そして2018年は西日本大雨災害と北海道胆振地震のために継続して募金ブースが設置されました。

2016年度は 826,345円 、2017年度は485,593円を、コンサート等を開催していた熊本市の文化ホールの早期修復再建の為に設立された「くまもとエンタメ支援金」*へ寄付しました。そして、2018年は、589,561円の募金が集まり、全額を折半し、日本赤十字社の「平成30年7月豪雨災害義援金」と「平成30年北海道胆振東部地震災害義援金」へ寄付しました。

*くまもとエンタメ支援金とは

「エンターテインメントで熊本の方々を元気づけたい」というコンセプトのもと、熊本市文化ホールを早く立ち上げ、熊本の人々をエンターテイメントで元気付けるための支援金

参考:

ファンの皆さんの反応

バンザイ募金について、ファンの皆さんからは、以下のような好意的なコメントが多数寄せられています。

)

)

)

)

)

)## 熊本地震によるウルフルズの活動への影響

出典:ananweb.jp

2016年5月に阿蘇ロックフェスティバルへの出演を予定していたウルフルズ。熊本地震の影響により、その開催が延期されることになりました。

「今まで地元の皆様と共に準備を進めて参りました、阿蘇ロックフェスティバルですが、開催地である南阿蘇村もこの度の震災で甚大な被害を受けました。どうかこれ以上被害が拡大しない事を願う事しかできません。そして、地元の関係者とも話し合い、5 月 28 日の開催は断念せざるをえないと判断しました。このフェスティバルは南阿蘇村を含む多くの熊本県のスタッフや協力者と共に運営をしております。必ず、同じスタッフと共に阿蘇ロックフェスティバルを「南阿蘇村」で再び開催する事を強く胸に誓います。最後になりますが、被災された皆様が早く平穏な日々を取り戻せるよう心より願い、微力ながら支援を続けていきたいと思います。

阿蘇ロックフェスティバル実行委員会代表 小泉朋」

一部抜粋:

そして、翌2017年、無事に阿蘇ロックフェスティバルが開催され、ウルフルズも出演を果たすことができました。2年越しの思いが叶った阿蘇ロックフェスティバルは、雨予報にも関わらず晴天に恵まれ、約1万人の観客で賑わったそうです。

ウルフルズの楽曲のように、日本をパワフルに盛り立てようとするウルフルズの活動に突き動かされる方も多いのではないでしょうか。ウルフルズの今後の活動にも注目していきたいと思います!

© 一般社団法人日本寄付財団