STU48・新曲『花は誰のもの?』PR 尾崎世里花(大村市出身)「平和願う曲、出合えてうれしい」 “凱旋ライブ”で披露も

8枚目のシングル「花は誰のもの?」をPRするSTU48の尾崎(右)と沖=長崎新聞社

 瀬戸内海沿岸の7県を拠点に活動するアイドルグループ「STU48」のメンバー36人のうち、長崎県大村市出身の尾崎世里花(25)と岡山県出身の沖侑果(22)がこのほど長崎新聞社を訪れ、平和を願うメッセージソングとして注目を集めている8枚目のシングル「花は誰のもの?」をPRした。
 「花は誰のもの?」は荒地に咲く美しい花を巡る争いを題材にし、「もしこの世界から国境が消えたら 争うことなんかなくなるのに…」というフレーズもある。秋元康作詞、作曲は元チェッカーズの鶴久政治。4月にリリースし、切ないメロディーに乗ってメンバーが踊る動画の再生回数は420万回を突破。ロングヒットを続けている。
 尾崎は「ストレートに平和を願った曲。被爆地広島も意識している。私は高校時代、長崎の被爆体験継承に関心を持った。この曲に出合えて、うれしい」と語る。
 高校時代からアイドルのオーデションに挑戦し、卒業後に一旦就職したものの夢を諦められずに、21歳の時にSTU48第2期生として合格した尾崎。今春、7人組ユニット「STU48瀬戸内PR部隊Season2」に選ばれ、13日に長崎市内であった全国ツアー長崎公演は自身初の“凱旋(がいせん)ライブ”となった。「ファンの投票のおかげで古里での公演が実現し、歓迎してもらえた。次の目標は選抜メンバー入り」と抱負を語る。
 一方、選抜メンバーの沖は初めて訪れた長崎について「街並みがきれい。メンバーと観光もでき、楽しく過ごすことができた」と笑顔。「この曲でレコード大賞を取るのが目標」と話した。
 「花は誰のもの?」のCD+DVDの2枚組は1591円(税別)。キングレコードから発売中。


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