「杉咲花の撮休」に松居大悟、今泉力哉らが集結。人気シリーズ第4弾

WOWOWOでは2023年2月から「杉咲花の撮休」(日時未定、全6話)が放送・配信されることが分かった。

「杉咲花の撮休」は、知られざる俳優のオフの姿をクリエーターたちが妄想を膨らませて描き、毎話異なるパラレルストーリーでおくるオムニバスドラマ。「有村架純の撮休」「竹内涼真の撮休」「神木隆之介の撮休」に続く、“撮休“シリーズの第4弾となる。多忙な毎日を送る杉咲花は、ドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日、通称“撮休”をどのように過ごすのだろうか? 物語の展開に期待が高まる。杉咲の撮休を描くために、豪華監督と脚本家が集結し、六つの世界を作り上げる。

監督は、映画「ちょっと思い出しただけ」(2022年)などの話題作をはじめドラマや演劇を手掛ける松居大悟氏、「愛がなんだ」(19年)などで等身大の恋愛模様を巧みな会話で恋愛群像劇へと昇華してきた今泉力哉氏、ベルリン国際映画祭でのプレミア上映を皮切りに釜山国際映画祭など世界中の映画祭で続々と上映が決定している映画「ケイコ 目を澄ませて」の三宅唱氏。

脚本家はこの監督3人の兼務に加え、小説「ボクたちはみんな大人になれなかった」などで知られる作家・燃え殻氏、11月公開の映画「ある男」でも脚本を担当している向井康介氏、そして、WOWOWでの「連続ドラマW 鵜頭川村事件」も記憶に新しい和田清人氏が参加する。

杉咲は「自分の名前がタイトルに入っている不思議さや、自分の役を演じるおかしさを思わず忘れてしまうほど、純度が高く穏やかで、なのに混沌とした奇妙さもあって、くすっと笑えてくる作品で。素晴らしい制作陣の皆さまとご一緒させていただけたこと、ぜいたくすぎる時間でした」と喜びを明かす。

自分を演じることについては、「どれも自分な気がするし、どれも自分ではない気がする。だけど日々の生活を思い浮かべると、打ち合わせをする時、大切な人といる時、お風呂に入る時、人は、時々もしかしてそんな状態なのではないかと思えてきて。この営みが続く限り、私は私を演じるのだろうという妙な心地よさを感じたりしました」と語る。

続けて、放送に向けて「あまりにも多面的な本作をどう形容したらよいのだろうと考えていると、なんだかとても面白い気持ちになってしまいます。人のずるさに笑えたり、心の働きに救われたり。どっちでもよくなったり腹ごしらえしたくなるような作品になっているのではないかな、と思います。いとおしい6本をたくさんの方にお楽しみいただけたらうれしいです」とアピールしている。

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