寺田総務大臣辞任 “政治とカネ” 疑惑相次ぐ 地元は失望の声 広島

寺田総務大臣が辞任したことをうけて地元有権者らからも失望の声が聞かれました。

寺田 稔総務大臣「私のこの政治資金を巡る問題が(国会審議の)差し障りになってはいけない。ご心配やご迷惑をおかけしたことはこれまでもおわびを申し上げておりますが、きょう改めておわびを申し上げたい」

寺田総務大臣は「寺田稔竹原後援会」がすでに亡くなっていた人物を収支報告書に会計責任者として記載するなど、政治とカネをめぐる問題が相次いでいました。

辞任をうけ寺田大臣の地元呉市では。

70代男性「(辞任が)遅いです。あの人(寺田大臣)に期待したけど、期待を裏切られたようなもの呉市の人は」

60代女性「あーあという落胆ですよね、この人は大丈夫と思っていたから。岸田総理は遅いというか何か後手後手に回っているみたいで何をしても」

広島の自民党幹部からは河井夫妻による大規模買収事件を念頭に厳しい声があがりました。

自民党広島県連 中本隆志会長代理「政治とカネの問題には本当に大変な思いをしてきた。本当に残念ですし悔しい思いがします」

わずか1カ月で3人もの閣僚が辞任する異例事態の岸田内閣。

岸田総理大臣「私自身の任命責任について重く受け止めています。山積する課題へ取り組みを進めることで職責を果たしていきたい」

ANNがこの週末に行った世論調査では、内閣支持率が発足以来最も低い30.5%となりました。

© 広島ホームテレビ