宮城・涌谷町殺人事件 事件当時の状況と犯人の特徴は

19日、宮城県涌谷町で自営業の男性が刃物で刺され殺害された事件は、住宅が点在する静かな農村部で起きました。これまで分かっている事件当時の状況や、犯人の特徴などをまとめました。

捜査本部会見「涌谷町中島乙内における三川栄治朗さん被害にかかる殺人事件につきましては、捜査本部を設置しました」

事件が起きたのは、19日午後7時45分ごろで、知人の女性と自宅にいた三川さんはインターホンが鳴ったため玄関に行くと、男がいてもみ合いとなりナイフで上半身を刺されました。

三川さんは病院に運ばれましたが、約1時間後に死亡が確認されました。

近所の人インタ「全く今までないことですからね。まさかこんなことが起きるとは全く思っていませんでした。(三川さんは)5、6年前にこちらに来た方で昔からいた方ではない」

警察によりますと、男は身長170センチ位で上下黒っぽい服装にニット帽をかぶり、ネックウオーマーのようなもので口元を隠し目元しか見えなかったといいます。

三川さんと一緒にいた知人の女性は、男について「知らない」と話しているということです。

三川さんはハウスクリーニング業を営んでいて、震災後に石巻市内から涌谷町に引っ越してきました。

仕事で関係がある近所の人「性格的にはおとなしい方で、そんなに誰かに乱暴するとかそういう人ではないですから、ですからもうびっくりしただけ」

近所の人「社交的でにこやかな感じ。この辺りの人もみんなそう思っているのではないか」

事件を受け、周辺の地域では不安が広がっています。

涌谷町内の幼稚園や小中学校では、20日に保護者にメールを送り注意を呼び掛けたということです。

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