コロナ感染者が急増 観光業者から不安の声 宮城・松島町

新型コロナの感染者が急激に増えていることに、宮城県の観光関係者から不安の声が上がっています。

19日の松島です。紅葉の見頃を迎えていることに加え、全国旅行支援の効果もあって多くの観光客でにぎわいました。

観光客「ここから見える景色だけで、もうすごいきれいでこんな感じになってるってのは、やっぱ来てみないと分からなかったので良かったね、来てね」「彼氏の誕生日にサプライズで松島に来ました。すごい海がきれいで広いなって感じます」

遊覧船を運航している丸文松島汽船では、このところ目に見えて観光客が戻ってきていると言います。

丸文松島汽船営業高橋慶一さん「コロナ前に比べると大体7割、8割位ですかね。本当にありがたいですね、コロナ(感染拡大の)時期にはもう全然と言っていいほど人が来なかったですからね」

丸文松島汽船営業高橋慶一さん「一方で、最近新型コロナの感染者が急増していることに不安を感じています。お客様の人数が減るっていうのが1番の心配ですね。第8波が来た場合に懸念されるのが団体のお客様のキャンセルとかがなければいいとは思っています」

松島でこけしの製造販売などを行っている二八屋物産店です。店内は、こけしの絵付けの体験をする観光客でにぎわっていました。 観光客「(コロナで)あんまり行けてなかったので、久々に旅行支援もあったので行こうかって話になって行きました」

この店でも、客足はコロナ感染拡大前に戻る勢いですが、第8波によって行動制限がかかることを心配しています。

二八屋物産店代表本村直偉「また観光気分がしぼんでしまうっていうのは、ちょっと寂しいので、できれば、皆さんワクチンをしっかり打っていただいてで、行動制限にならないような形で気を付けて来ていただければと思います」

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