広島市立図書館再整備方針案 市民の意見反映 中高生・子ども向けに機能充実

広島市で議論が続いている中央図書館などの再整備で、市は市議会に対し市民の意見を反映した方針案を示しました。

広島市が示した再整備方針案では、新しい中央図書館に中高生のニーズにあう図書を紹介する「ヤングアダルトコーナー」を設置。

広島の歴史やゆかりの作家の資料などを集めた「広島を知る」エリアも盛り込まれています。

こども図書館には、靴をぬいで大人の膝の上での読み聞かせや寝転んで読めるスペースを整備。

学校や家庭で困難を抱えた子どもが安心して過ごせる居場所の提供も含まれています。

市議会からは、図書館の機能の優先順位について意見が出ました。

中森辰一議員「新しく整備される図書館に これは全部盛り込まれるのか」

並川雄一議員「中央図書館になければ他の図書館では実現できないのか。そういう意味で優先順位が高いのか」

市は来月上旬までに方針を確定させ、中央図書館の再整備場所について比較検討に入る予定です。

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