イングランド代表、英国の名門“UMBRO”が生んだ「名作ユニフォーム」11選

21日にカタール・ワールドカップの初戦を迎えるイングランド代表。

現在はNikeがパートナーのイングランドだが、2012年までは英国の名門ブランドであるUmbroと契約し、長きにわたり共に大舞台で戦ってきた。

そのUmbroは残念ながらサプライヤーを担当する出場国が無いため、今大会は“不参加”だ。

ここでは、そんなUmbroが手掛けた数々のイングランド“傑作ユニフォーム”をご紹介したい。

1988 ホーム

イングランド代表 1988 Umbro ホーム

選手:グレン・ホドル

1988年の欧州選手権(EURO1988)などで使用したユニフォーム。ラウンドネックにボタン止めの襟と、ダイヤモンドパターンの透かしデザインが気品あふれる一着だ。両袖にネイビーとレッドを裏表・左右非対称に配するデザインが特徴的。

1993 ホーム

イングランド代表 1993 Umbro ホーム

選手:テディ・シェリンガム

1994年アメリカW杯・欧州予選で使用したホームキットだが、まさかの予選敗退というサポーターにとっては苦い記憶が残る一着。画像では見づらいが、前面に透かしでエンブレムを3つ描くデザインは人気が高い。

1995 ホーム

イングランド代表 1995 Umbro ホーム

選手:ポール・ガスコイン

EURO1996のスコットランド戦でガスコインが決めたスーパーゴールが思い出されるユニフォーム。ネイビーとブルーで彩る襟とネームナンバーが印象的なデザインだが、2022カタールW杯でイングランドが着用するホームキットはこの配色が“元ネタ”と思われる。

1999 ホーム

イングランド代表 1999 Umbro ホーム

選手:デヴィッド・ベッカム

EURO2000などで使用したホームユニフォームは、ラウンドネックのシンプルなデザインを採用。光沢感がある品の良い生地とシャドーのボーダーデザインは、写真で見るより実物の方が10倍美しい。

1999 アウェイ

イングランド代表 1999 Umbro アウェイ

選手:マイケル・オーウェン

EURO2000などで使用したアウェイユニフォームで、タオルのような生地の質感から「タオルユニ」とも呼ばれる異色のキット。レッドを基調にネイビーの襟が特徴的なデザインは、2022カタールW杯に向けたアウェイユニで23年ぶりに復活を果たした。

2001 ホーム

イングランド代表 2001 Umbro ホーム

選手:リオ・ファーディナンド

2002年の日韓W杯では欧州予選と本大会の両方で使ったホームユニフォーム。エンブレム側に走らせる赤い一本線が、セントジョージクロス旗を想起させる印象的なデザインだった。

2002 アウェイ

イングランド代表 2002 Umbro アウェイ

選手:ポール・スコールズ

2002年の日韓W杯やEURO2004予選で使用したアウェイユニフォームで、襟や袖口にさり気なくセントジョージクロスを配したオシャレな一着。ちなみにレプリカユニフォームはリバーシブル仕様で、裏返すとネイビーカラーの別デザインが現れる仕組みだった。

2003 ホーム

イングランド代表 2003 Umbro アウェイ

選手:ウェイン・ルーニー

EURO2004は予選と本大会の両方で使ったユニフォームで、胸部に落とし込む透かしのペンシルボーダーがスタイリッシュなデザイン。胸元、両袖、そして背面襟を大胆に使ってセントジョージクロスを表現している。02アウェイと同様に、このキットもレプリカはリバーシブル仕様だった。

2009 ホーム

イングランド代表 2009 Umbro ホーム

選手:スティーヴン・ジェラード

2010年を前にしてUmbroはシンプル&クラシック路線を歩み始める。その象徴的な存在がこの真っ白なユニフォーム。レトロ感たっぷりのデザインは「白すぎる」と話題を呼んだ。選手用キットはエンブレム下に対戦国名を記したリボンを飾る。

2011 ホーム

イングランド代表 2010 Umbro ホーム

選手:アダム・ジョンソン

EURO2012などで使用したホームキット。2009モデルと同じく、ほぼ真っ白のシンプルでレトロなデザインが話題となったユニフォームだ。差し色として発色を抑えたブルーをさり気なく使うあたりにUmbroのセンスが光る。

2011 アウェイ

イングランド代表 2011 Umbro アウェイ

選手:アンディ・キャロル

EURO2012で使用したアウェイユニフォームは、ダークグレーに近いブラックを基調にスカイブルーという色の組合せがスタイリッシュ。2009年から始まったUmbroのクラシック路線が頂点に達したとも言えるデザインだった。

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