児島湖で増殖中 テナガエビ食べて 26日、岡山駅前商店街でPR

児島湖で取れたテナガエビ。県は水質を浄化する働きとともに、食材として価値をPRする

 テナガエビってどんな味? 岡山県は児島湖で増殖に取り組んでいるテナガエビのおいしさを広く知ってもらおうと、26日に岡山駅前商店街(岡山市北区駅前町)であるイベントにブースを設け、唐揚げの試食やせんべい作り体験などを行う。

 県は2018年度から、児島湖内に人工漁礁を設置してプランクトンを捕食するテナガエビを増やし、水質を浄化する実験を継続している。今回、関西の料亭などでは高級食材として重宝されているという水産資源としての価値に着目し、イベントでのPRによって児島湖のイメージアップにつなげようと企画した。

 26日は屋台や催し物のブースが並ぶ「岡山駅前よりより市」に出展。サクッとした食感が魅力の唐揚げの無料試食会(正午から先着200人)をはじめ、小学生以下を対象とした“えびせん”作り(午後2時から先着100人)を行う。生きたエビの水槽展示もある。

 県環境管理課は「イベントに足を運び、身近に生息するテナガエビの多様な魅力に気付いてもらうきっかけになれば」としている。

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